読書

ときどきとても本が読みたくなります。とはいっても、この作家が好き!といったものがないので何を読んだものか困ってしまいます。そんな時によく利用するのがショッピングサイトアマゾン。月刊ランキングがあるので、それを見ながらその時の話題作の中で興味がもてそうなものを購入してみます。その時に何が人気なのか、何が話題になっているのかがわかるのが良いですね。

そんなわけで最近読んだものをいくつかクリニックの本棚に並べてみました。

食品の裏側

食品添加物メーカーで営業をしていた方が書いた食品添加物を考える本です。よく、食品添加物について書いてある本の場合、発がん率がどうのこうのといった内容が多いかと思うのですが、こちらはメーカーとしていかに添加物を売りさばき、それがどのように使用されてきたかを書いています。

食事を作るということがどれだけ手間のかかることか、そしてそれを添加物を使うことで簡単にできるようになるのか。添加物の良さも悪さも知った作者のお話は非常に興味深いものでした。

食に手をかけて丁寧に作り丁寧に食べることが必要なのかもしれません。

 

 

死ぬときに後悔すること

緩和医療に携わる医師が自らの臨床経験をもとに書いた本です。あまりにはっきりと書きすぎている気がして「人生そうそううまくいかないのが人間なんじゃないかしら」なんて思ってしまうところもありましたが、これまで私自身病院勤務をしていた中で共感できる部分もありました。

一度読んでみるのも悪くないかもしれません。

 

 

 

 

 

困っているひと

20代の若さで自己免疫系の難病にかかってしまった筆者が、発症から、入院、一人暮らしを始めるに至るまでの紆余曲折を書きつづった本です。非常にユーモアあふれる文体ながら、その大変さには心痛むところもあり何と表現してよいのか困ってしまう本でした。

作者から見る主治医。医療のことはわかっていても、社会生活を送る為の制度や支援には全く疎い人間として表現されており、これには同じ医療者として反省するところもありました。

 

これからも少しずつ蔵書を増やしていくので、手に取ってみてみてください。

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